100人、100通りの人生とまちの風景、キーパーソンに会いに行こう

【東京】和賀未青(ニイラ)

精神保健福祉士として勤務したのちに、自身のサービス「HUG」をスタートさせた和賀未青さん。

プロフィール

精神保健福祉士として精神科医療機関に24年勤務のち起業オンラインで癌患者の家族や障害を持つ家族がいる方の相談を受けるサービスHUGをスタート。話すことは、身体から離すこと。相談したい時間やタイミングは人それぞれ。オンラインで自分の事、家族の事について相談ができることを実現。

父の想いを胸に生きる

長崎で生まれ、親の転勤で3歳から東京で暮らした。未青(みお)という名前は、未来の空は青いようにと願って父が名付けた。2017年に父親がステージ4の癌であることが発覚。父は銀行員だったが、小さな頃から将来は、結婚しても子どもを生んでも夫の稼ぎを期待するのではなく、自分でずっと続けられる仕事を選びなさいと言われた。自分自身も制服で働くのでは無く、好きな格好で働きたいと考えていた。高校生の時に漠然と病気や障害のある人に対しての仕事をしたいと思うようになった。そこで大学では社会福祉を学んだ。父には「サラリーマン道」のようなものを叩き込まれ、生きるとは、働くとは、性別関係なく自分の能力をいかに使うかを考えてきた。

2018年2月に、自分の人生に大きな影響を与えてくれた父が亡くなる。最期は「いい人生だったと」何回か言ったのを今でも記憶している。父を亡くして、本当にやりたいことはなにかと考えるようになり、24年勤めた医療機関を退職。そして2019年に個人事業主BEBOLDを開業した。精神保健福祉士が個人事業主になる事は珍しかった。主に研修講師や個人のお客様に対応した。これまで施設長等を長くやってきたこともあり、周囲からは何故わざわざ退職をするのか、と言われることも多かった。

2020年以降はコロナ禍となり、直接対面できなくなったためオンラインで相談可能な「HUG」を始めた。一期一会、ワンセッションを大事にしている。自分自身がどう考えてるかフォーカスしていきながら、どうしたいのか。どう生きたいか。相談者の話を徹底的に聴いている。また社名を「ニイラ」とし、由来はサンスクリット語の青。青にもいろいろな青があり、人生は一人一人違う。カラフルで、楽しく自由に生きていきていこうとの想いをこめている。

これからどうしていきたい

学び、研鑽の場とソーシャルワーカーがビジネスと繋がる場を作りたい、同じような想いを持つ仲間を増やしたい。

フラットに学べる機会と場をつくって、ソーシャルアクションできる人材を輩出したい。

パッションポイント

読書、映画、韓国ドラマ、旅、おしゃべり

公式サイト、出版物など

ニイラ

Twitter(@Boldmiowagamio)精神保健福祉士 和賀未青

note  和賀未青@株式会社ニイラ代表取締役

チケット(私のできること、得意なこと)

・仕事の悩み、話を聞きます。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

東京(多摩地区)

お気に入りの場所(アウェイ)

沖縄の海

つながり

清瀬由佳(NPO法人チルドリン徳島)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

清瀬さんからの紹介でインタビュー。存在そのものが強い意志のようなものを感じて、格好いい方だと思いました。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
野田国広の記事一覧