2011年に地元福島で東日本大震災を経験、大学院時代から木造仮設住宅(ログハウス型仮設住宅)の建設や再利用等の復興に関わる活動に参加、建築を通じて被災地へ通う体験から、「建築を記録する」大切さに気づき建築写真や記録映像の制作などを行う早川真介さん。
早川真介(はやかわ しんすけ)
建築写真家
1987年、福島県郡山市生まれ、日本大学大学院工学研究科修了
2012〜2020年はりゅうウッドスタジオ、2020年 NPO法人福島住まい・まちづくりネットワーク、2020年~ 「早川記録」として活動。
福島県郡山市で生まれ育ち、小さな頃から建築現場に触れてきて、いつか建築に進みたいと思っていた。大学では地元の日本大学工学部で建築学科を専攻する。大学院2年時に東日本大震災を経験し、震災直後から研究室のメンバーと共に、南会津を拠点に活動する「はりゅうウッドスタジオ」と一緒にログハウス型の木造仮設住宅の建設の手伝いを行った。学生でありながら、実際に建築される仮設住宅の図面や現場での手伝いをしていた。前日に書いていた図面が次の日には現場に反映されていく、そんな震災復興のスピード感を肌で感じていた。
大学院を修了して、そのままはりゅうウッドスタジオに就職し、ログハウス仮設住宅から続く建築やまちづくりを通した被災地での活動を継続する。特に、南相馬市の仮設集会場で2012年から仮設団地の解散の年まで行われた、冬のイルミネーションは、仮設住宅の住民と一緒に飾り付けを行った。仮設団地群の冬の風物詩として、形には残さなくても現在でも住民の記憶に残っていることが印象深い。
建築や建築のまわりの活動を通じて被災地に通うなかで、活動の様子や被災地の風景を写真や映像で記録することが習慣となり、いつしか「建築を記録する」大切さを実感するようになる。はりゅうウッドスタジオを約10年勤めたのち退職し、早川記録として建築写真の活動をスタートした。現在は建築の背景にある物語を中心に記録活動をおこなっている。
建築や建築に関わる分野の活動と記録をしていきたい。
FPVドローン、自転車、マウンテンバイク
InstagramI(@hykwa.kiroku)hayakawa shinsuke
・記録のお手伝いをしたい |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
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田んぼの風景(数年後に無くなってしまう風景)
南会津の日常風景
モンゴル
・近藤拓馬・杏樹(はれとけ家)
・長内勇樹(オーファクトリー)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
近藤さんからの紹介でインタビュー。建築の写真も風景の写真もどれも表情を感じ素敵だなと感じました。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |