理化学卸問屋の三代目で清澄白河にアンテナショップ「リカシツ」や「理科室蒸留所」をオープン。まち歩きイベント「深川ヒトトナリ」も行なっている関谷幸樹さん。
関谷理化株式会社 代表
理化学ガラスの専門店「リカシツ」の監修。
理化学ガラス製品の企画・製造および販売、汎用・バイオ関連機器や消耗品の販売、研究室の新設および改装時の実験台・ドラフトチャンバー設備の搬入据付や移設業務等を手がける。
昭和8年より続く理化学卸問屋の三代目、そして理化学+インテリアを目指し理化学ガラス職人の新たな可能性と市場開拓を目的としたアンテナショップ「リカシツ」を平成27年4月に清澄白河にOPEN、店舗への理化学器材の提供やアロマ業界向け家庭用蒸留器を開発、家庭で蒸留の文化を広めている。
東京の浅草で生まれ、家は函館から上京した祖父が、昭和8年に日本橋で創業した理化学硝子製品の卸業の会社で、理化学ガラス職人とともに研究開発市場向けの商品を卸す問屋と職人向けに耐熱ガラス素材を卸す素材問屋でもあった。大学は中退して銀座でアルバイトしたのち、22歳で同業種の大手で2年半ほど修行した。その後に関谷理化に入社し、専務に就任。2008年から3代目社長となった。2011年の東日本大震災では放射能測定用のガラス製品を卸したり、2020年以降の新型コロナ感染のウィルス測定の製品など卸している。
有事の際に重要な役割を持つ製品を取り扱っている仕事だが、最高齢が88歳、若手でも60歳とガラス職人の高齢化という問題があり、後継者が少ないという現状があった。さらに少子化で学校の統廃合によって職人の仕事も減り、職人志望の若者も少ない。そこで広く一般に需要を広げ、職人の技術が生かせる新たな仕事作ろうと考えた。清澄白河界隈には東京都現代美術館があり、アートに関心が高い人が集まっている。またブルーボトルコーヒーの進出することも把握してたので、清澄白河で物件を探していると築50年の解体寸前の風呂なしアパートをリノベーションした「fukadaso」を見つけた。
そこは学校のような廊下があり、4月に空く予定があることを聞き、2015年に理化学商品と職人の作った商品を販売するアンテナショップ「リカシツ」をオープン。2018年には「理科室蒸留所」がオープン。オリジナルの水出しコーヒーと家庭用蒸留器「リカロマ」を販売している。蒸留器は形状が複雑なため、使い方を伝えるワークショップも開催している。
「リカシツ」が出来て、近隣にブルーボトルコーヒーなど雑貨店やカフェが相次ぎ出店して、清澄白河の街が大きく変化して行った。地域の仲間も増え、2016年からトークイベント、まち歩きイベント「深川ヒトトナリ」を立ち上げた。現在はその出会ったメンバー10社で合同会社カツギテをつくり、シェアオフィス「NAGAYA清澄白河」の運営も行っている。
深川でクラフトジン、蒸溜所を作る。
長野県御代田町との二拠点活動、関谷家のルーツのある函館・金沢での三拠点活動。
B級グルメ散策 、釣りして食べる事
Instagram (@rikashitsu)リカシツ
Instagram (@rikasanpo)リカサンポ
Instagram (@rikashitsu.distillery)理科室蒸留所
・深川の見どころを紹介 |
・リカシツ店舗にてリカサンポMAPの提供 |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
森下 カレーとジンの店 NICO
日本蕎麦の店 ふかがわ翁
大衆居酒屋 みたかや酒場
清澄白河の空 (墓地が多いので高い建物が無く空が広い)
富岡八幡宮と深川神明宮
函館の風景
金沢の21 世紀美術館を中心とした街並み
御代田町の隠れ家雑貨店とレストラン
長野県小谷村の自然
・清水公彦(サンクジャパン)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
清水さんからの紹介でインタビュー。清澄白河におしゃれなカフェや店が相次ぎ開業し、まち歩きをしてて楽しい街になっていると耳にする機会が増え、その中でもリカシツは話題にもなった場所のひとつ。お話を聞けて楽しかったです。清澄白河にも遊びに行きます。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |