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【長崎】中村晃子(コミュニティカフェ花みずき)

子どもの不登校を機に正社員での働き方をやめ、子どもから高齢者まで自立支援するコミュニティカフェ運営をはじめた中村晃子さん。

プロフィール

新卒で住宅の営業を2年勤務。その後、不動産に6年勤務。 結婚、出産、離婚を経て、以前勤務していた不動産に再就職。 当時小4の娘が不登校となり、問題行動もあり、正社員勤務を断念、4年間勤務で退社。 パート掛け持ちする中、中1の息子も体調不良となり不登校になり、さらに短時間の仕事や在宅 での仕事しかしづらくなったことで、子供たちのフォローと経済の両立の厳しさに直面。経済的に困窮した状態が続く中、両立の道を模索。 「不登校児の家族会なずな」を立ち上げ、子連れでも出来るお墓掃除や、短時間で引きこもりの自立支援にもつながるように、お手伝いサービスを開始。現在は、腸活アドバイザーとしてファスティングアドバイスや公民館講座講師、酵素ドリンク「しののめの萌」の販売をしながら、コミュニティカフェ花みずきを引き継ぐ。

子どもの不登校を機に支援の道へ

長崎県大村市生まれ育ち、大学は佐賀大学の経済学部に進んだ。新卒でのキャリアスタートは住宅建設会社の営業からはじまり、長崎県内で輸入住宅などを販売した。その後は不動産会社に転職をして、結婚とともに退職し対馬に移り住み2児の母となる。地元に戻ってくるも離婚することとなり、前職の不動産会社に再就職してシングルマザーとして働き出す。ある日小学4年になる子どもが不登校になった。病院の診断によれば発達障害と診断され、1人にすると問題行動もあり目が離すことができなくなり、正社員で仕事を続けることが難しくなった。

正社員を辞めた直後、当時中1の長男も不登校になり、パートの仕事を掛け持ちしながらの子育てが重くのしかかかってくる。シングルマザーで子どもを預ける先もなく、フルタイムで働けないという状況で、同じような環境の人たちが集う家族会「なずな」をつくった。子どもと一緒に寄れる場所をつくったが、すぐにコロナ禍となってフリースペースを閉じてしまう。母親の介護をきっかけにヘルパーの資格を取り、在宅介護など複数のパートでつなぐ日々が続く。自身が心身ともの体調を崩した際に腸活に出会い、それから腸活アドバイザーの仕事をメインに酵素ドリンク「しののめの萌」の販売で起業。不登校児の家族会なずなの拠点としていたコミュニティカフェ「花みずき」のオーナーから相談があり、引き継ぐこととなりカフェの運営を始めた。

こども広場やみんな広場

コミュニティカフェでは、みそ作り、物作り、折り紙などのワークショップや高齢者向けのシニアサロン、週に1度子どもたちの居場所づくりとして「こども広場」や子ども食堂ならぬ、子どもから高齢者まで利用できる「みんな食堂」も始めた。子どもも高齢者もいろんな世界に出会うきっかけを作ることを目指している。

これからどうしていきたい

自立支援

シングル家庭のスキル、提供したい

パッションポイント

公式サイト、出版物など

花みずき

チケット(私のできること、得意なこと)

・畑の参加できます。
・不登校支援サービス紹介します。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

あかんた里山倶楽部

山からの景色

お気に入りの場所(アウェイ)

高千穂(宮崎県)

海の中道(福岡市東区)

つながり

鈴木真帆(アイキャン)

・岩村考治(ピカピカがっこう)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

鈴木真帆さんからの紹介でインタビュー。事前に資料を作ってくれたりしてコミュニティカフェの活動を紹介してくれました。困難な日々が続く中、工夫を凝らした運営されてると感じました。諫早の風景、見に行ってみたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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