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【新潟】三浦大輔( NEMARU Stay&Discovery )

自転車で47都道府県を巡り、ゲストハウスを利用しているうちに、自分も地元で開業するまでになった三浦大輔さんにインタビュー。

プロフィール

学生旅行でゲストハウスの魅力に出会う。卒業後にIT企業で勤務した後、自転車での日本一周へ出る。旅先で様々な生き方をする人と出会い、自分がやりたいことの模索を始める。日本一周走破後にいくつかの職を経て、ゲストハウスに転職。店長として修行した後、故郷にゲストハウスを設立。

自転車で47都道府県を半年で制覇

2011年6月から12月にかけて、自転車で47都道府県を走り切る。旅の途中で立ち寄ったゲストハウスやライダーハウスでの原体験が後のゲストハウス運営への想いを強くさせていく。ゆっくり流れる時間や人のゆるいつなががりがとても居心地が良かった。

旅先の沖縄にあったゲストハウスで、1週間程度の宿泊のつもりが1ヶ月間も滞在したことがあった。日本全国からいろんな旅人たちが泊まっていて、毎日リビングで一緒にご飯食べたり、カードゲームをして遊んだり、地域の観光などの情報をお知らせしてくれたり、オーナーがやきそばを作って1食200円で提供してくれたりもした。そこでの経験で地元の新潟でゲストハウスを作りたいと決意が固まっていく。

ゲストハウス運営を学ぶ

長い旅行生活を終え、ゲストハウス経営を始める前に、まずはゲストハウスで働いてノウハウを学ぼうと思った。そして今度は電車で旅をし、倉敷にある「ゲストハウス有鄰庵」を訪ねた。「有鄰」は、徳のある人の周囲には同類の仲間が自然と集まるという意味があり、先人の功績に負けないように、胸を張って事業を行っていきたいという思いも込めて名付けられたそうだ。ちょうど倉敷市内に2店舗をつくる計画があり、古民家の改修を手伝いながらゲストハウスのノウハウを学んだ。

ゲストハウスねまる開業

その後、新潟へ戻り、カフェで働きながら新潟市や佐渡島などで物件を探しだす。それぞれに良い物件はあったが、地元の長岡への想いもあり、長岡市内の古民家を改修して「ゲストハウスねまる」を開業した。ねまるとは、長岡方言で”座る”という意味で、旅人に長岡で一息ついて欲しいとの願いが込められている。男女別のドミトリーが8床あり、コロナ禍になってからは半分ほどにして運営している。毎週日曜から火曜までの3日間の日中にカフェの営業も行っている。

金曜おつカレー

毎週金曜日、宿長が作るカレーを食べながら、みんなで交流する『金曜おつカレー』というイベントをこれまでに100回開催している。開催当初は200円で振る舞っていたそうだが、次第にこだわりが強くなって市販のカレールーを使わず、スパイスで作り上げ、食べ放題700円で提供している。こうしたコミュニティは今後も続け、他の地域にも派生させていきたいと語る。

これからどうしていきたい

ゲストハウスをこの先、2店舗目、3店舗目と拡大していきたい。

パッションポイント

釣り

公式サイト、出版物など

公式サイト

チケット(私のできること、得意なこと)

・観光ガイドに紹介されない街の魅力を紹介します。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

寺泊町
新潟県長岡市寺泊町
観光サイト

山古志の鯉の養殖
新潟県長岡市
観光サイト

お気に入りの場所(アウェイ)

尾道
広島県尾道市

提供:尾道観光協会

阿蘇
熊本県阿蘇

提供:阿蘇市

つながり

松山雄太・望(お松の手)

山崎光男(クイズ民宿 米納津の碧い風)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

松山さん夫婦からの紹介でインタビュー。根っから旅が好きそうな雰囲気が溢れていて、お気に入りの場所の阿蘇や尾道の話をしてる時の生き生きとした感じや、魅力が存分に伝わってきて、いつか一緒に旅して巡りたくなりました。ゲストハウスに泊まりに行った際には旅の話をまた聞かせてください。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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