100人、100通りの人生とまちの風景、キーパーソンに会いに行こう

【高知】小野加央里(一般社団法人NOSSON)

震災を機にボランティア活動を始め、行き着いた先は高知県日高村。交流拠点の『とまとと』や求人サイト『いきつけいかな』など運営する小野加央里さん。

プロフィール

小野加央里
一般社団法人nosson 代表理事 / NPO法人日高わのわ会 理事

1981年生まれ、愛知県名古屋市出身。広告業従事。東日本大震災をきっかけに全国でボランティア、2016年にNPO法人日高わのわ会でのボランディアしたことをきっかけに2017年に移住。日高村協力隊を経て、地域再生推進法人であるNPO法人日高わのわ会からスピンオフして、仁淀川流域を応援する地域商社を設立。交流拠点『eat&stayとまとと』の企画運営、初心者向け·いきつけからはじめる地方のお手伝い·お仕事サイト『いきつけいなか』などを運営。社会貢献や利他精神をモットーとする『ゼブラ企業』を目指す。

震災以降にこれからの生き方を考える

名古屋市で生まれ、東京の広告会社でディレクターとしてのキャリアをスタートした。2011年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに、これからの生き方を考えた。ものがあふれる時代に広告をつくり、物を売れないといけない。それは豊かではないと思ったと語る。それよりも地域のこと、自分がほっこりすることの方が自分自身が幸せだと思う。福島県など各地でボランティア活動を続け、自分がいいと思う地域で活動したいと思うようになる。

2016年に大阪で開催されたカンファレンスで出会った人に高知県の「NPO法人日高わのわ会」を紹介してもらった。村を家族として考え、わのわ会はそのお母さんという役割で、お互い様やお互いに持ちつ持たれつという家族像を村で体現することを目指してる団体だった。何度か連絡をしたのちボランティアとして参加することになった。わのわ会を通じて、高知の日常、暮らし、価値観が好きになった。

Eat&Stay とまとと

月に1回高知に通いながらボランティア活動と東京での仕事の両立を続けた。日高村には宿泊できる宿がなく、いつも高知市内のホテルを利用していた。そこで高知県のビジネスコンテストに、いきつけられる田舎をつくりたい『いきつけいなか』という企画を出した。その流れから日高村で協力隊となり、この企画の拠点となる宿泊施設をつくるご縁をもらったと語る。こうして交流拠点を兼ねた宿泊施設「Eat &Stay とまとと」を作った。1階のとまと専門店のカフェでは、日高村特産のとまとをふんだんに使ったイタリアシェフが監修のメニューを用意している。

1階と2階にはシングルルームとツインルームの最大6名個室4部屋のゲストハウスを併設している。

いきつけいなかの誕生

しばらくの間は東京、高知の二拠点生活を続けていた。東京も面白いし田舎も面白い。二拠点でやっていくことに幸せを感じていた。そこで移住ではなく気軽に行きつけの田舎で、仕事や手伝いがさがせるサイトを『いきつけいなか』を作り、その運営母体として一般社団法人nossonを設立した。

『 いきつけいなか』は、地域との関わる最初の一歩となり、紹介している求人やお手伝いの募集は、地元を訪れてくれる人に向けた求人情報だ。仕事をきっかけに地域との関係を深めることができるのが特徴。求人広告にはいきつけ度が表示してあり、10%〜初心者向けに数時間から2〜3日程度の関わりを掲載。50%〜長い滞在しながら仕事ができる中級者向け。100%は移住したいという方向けの情報として掲載している。

これからどうしていきたい

現在ふるさと納税を資源にして、『 いきつけいなか』の運営と新商品開発をしている。

『 いきつけいなか』では、都会と田舎両方が幸せ、多拠点、生き方を広めたい、人を増やしたい。

新商品開発は、コロナ禍となりメンタルヘルスの重要性を感じた。社会課題を地域から支えたい、メンタルドリンク(野菜でメンタルを整えることを大学と一緒に研究中。トマト・豆を原料とし、その栽培を、高齢者や障害者などのお仕事になるような仕組みをつくりたい。

会社視点でみんなに役割を持ってもらい、新しい資本、ゼブラ企業、人が幸せになるための会社にしたい。自分達のことは自分達でやりたい。それを高知だけでなく横展開できるモデルを目指してる。

パッションポイント

仕事、サーフィン、山登り、キャニオリング

公式サイト、出版物など

一般社団法人nosson

いきつけいなか

とまとと

日高村ふるさと納税

チケット(私のできること、得意なこと)

・一緒にご飯食べに行きましょう

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

仁淀川

お気に入りの場所(アウェイ)

長崎

つながり

有澤聡明(須崎市役所)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

有澤さんからの紹介でインタビュー。サイトのデザインが格好いい。そして話してて元気をもらえる。きっと高知の方もそんな空気に包まれて一緒に活動してるんだろうなと思いました。日高村にも遊びに行きます。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
野田国広の記事一覧