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【高知】有澤聡明(須崎市役所)

高知県須崎市でゆるキャラ「しんじょう君」を活用したPRやアートプログラムなど仕掛ける有澤聡明さん。

プロフィール

1978年生まれ。2004年須崎市役所入庁。プロジェクト推進室次長。

ご当地キャラクターによるシティプロモーションや移住促進、ふるさと納税、空き家活用、集落支援、地域おこし協力隊、地産外商、起業支援を担当。アーティスト・イン・レジデンスなどの文化創造から地域資源の掘り起こしやビジネスプランコンテストもやってます!

ご当地キャラ「しんじょう君」で一躍有名に

高知県の中土佐町で生まれ育った。小学生の頃に町の中学校で毎年、遠泳大会が行われていたが、それに参加するのが嫌で中学、高校と高知市内の私立に進学した。大学は地元の大学に合格したものの、都会に出たいという気持ちが強く、大阪の予備校に通いながら大阪の大学を目指して、近畿大学に進学。卒業する頃には地元で中土佐町と隣の須崎市が合併するという話が持ち上がり、2004年から須崎市役所に入庁した。結局、中土佐町は大野見村と合併し須崎市は合併するのことはなかった。

須崎市役所では、生活保護や税務、財政などの担当を歴任。全国的にご当地キャラクターブームだったこともあって、須崎市のキャラクター「しんじょう君」の2代目リニューアルの公募を開催して現在のしんじょう君が誕生させ、その担当にも就いた。積極的にツイッターやブログで情報発信をしたり、ふるさと納税のPRにも活躍。当初200万円ほどのふるさと納税額は6億円に倍増。その後も13億にまで伸ばすことに成功した。

アートプログラム「現代地方譚」

次に、須崎市の地域人材育成プログラム「須崎未来塾」を5年間担当。土日を使ってフィールドワークをして、まちの人がやりたいことを見つけるという企画を行った。須崎市には空き家も多く、人口減少に歯止めをかけて地域コミュニティをより活性化しようと「移住定住支援センター暮らすさき」が出来て、まちかどギャラリーやアーティストインレジデンスを始めた。

地域の実行委員会が主体となるが、市で空き家を補修、家主と協力しあってDIYイベントで直したり、ゲストハウスやお店に改修するためクラウドファンディングを活用し、そこでもキャラクターを使って応援もした。「現代地方譚」では、様々なアーティストが地域に滞在して作品制作を行う取り組みで、2014年から現代美術を中心にアーティストの招聘と発表を始めた。2018年以降は音楽や演劇の創作活動も行っている。作品を通じて地域の人とアーティストが交流をし、特別な場所が地域に増えて行った。

 

これからどうしていきたい

やりたいことを実現する人が増えてきた。商店街の空き家を活用して、店を出してほしい。

パッションポイント

釣り(ジギング)

公式サイト、出版物など

現代地方譚

Youtube 現代地方譚

Twitter (@susaki_city_PR)しんじょう君

Facebook 有澤聡明

チケット(私のできること、得意なこと)

・すさきでやりたいことをやってる人のとこに一緒に行きます、案内

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

須崎の海(富士ヶ浜)

お気に入りの場所(アウェイ)

浅草(奥浅草)

つながり

尾崎康隆(土佐町役場)

小野加央里(一般社団法人nosson)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

尾崎さんからの紹介でインタビュー。続けて高知県内の方たちに話を聞く機会ができて、まったく高知について知らなかったので、発見が大きかったです。あらためて四国のポテンシャルの大きさを感じました。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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