観光業界の人材育成を目指し札幌で起業。学生対象の人材育成プログラム「Ezofrogs」を始めた大湊亮輔さん。
北海道大学卒業後、リクルート北海道じゃらん→リクルート本社→再び北海道へ。 観光業界、地方企業の「人財」が地方創生において真に必要であると考え、2017年1月より右腕カンパニー株式会社を立ち上げ現職。 「観光業界を全ての人にとって、もっと魅力的な、真の幸せ産業へ」をミッションに奮闘中。 主に生産性向上に向けた働き方改革、マーケティングや人材育成力、採用力、組織力向上の実務伴走型コンサルティング事業を生業とする。 北海道からアントレプレナーシップをもったチェンジメーカーを育成する、学生対象のプログラムを運営する一般社団法人Ezofrogs代表の代表。
札幌市で生まれ育ち、高校2年生の頃に、国語の先生から君たちはなぜ日本語が出来ないのか。国語の理解度が高まればどんな問題も解けると言われた。もともと小学生の頃から読書が好きで江戸川乱歩の推理小説を読んだり、高校生になってからは広くいろんな本を読んでいた。先生の言葉を受けて、そこから国語の面白さに気づき、高校の国語の教師になろうと志していくことになる。さらに先生からは日本語を扱いたいなら哲学を読みなさいと薦められて、池田晶子さんや吉本隆明さんの本を読んだ。北海道大学の文学部に進み、教育実習で訪問した学校で違和感を感じて高校教師の夢を断念。リクルート北海道じゃらんに就職した。
長年旅行情報誌の営業をしていく中、2010年から旅行業界内で人材不足と言われ始める。働き方を変えていかないと業界の人材不足を解消するのは厳しいと感じ、魅力的な企業を増やしていきたいと思った。その支援を自分がやっていこうと決心し、2017年に独立して右腕カンパニーを創業した。観光業界内の人材育成をしていこうと思っていた時、知人から人材育成をするならば「琉球フロッグス」を見ておいた方がいいと教えてもらい、2019年の成果発表会に参加した。
そこでは高校生、大学生たちが本気でやりたいことを3000人近い参加者の前でプレゼンしていた。学生たちが自分たちの言葉で熱く語る姿を目の当たりにして圧倒された。みんな輝いていて、今の自分が真正面で対峙した時に、果たして向き合うことができるだろうか。もっと頑張らないといけないと強く感じた。学生を応援する大人たちもその様子を見て刺激を受けている。美しい循環がそこにあり、それを北海道でも実現したいと思った。また3000人近く動員できるイベントはなかなか他にも類を見ないとも思った。
2021年3月『Ezofrogs』をスタート。北海道の13歳から25歳までの学生が対象で、日本や世界で活躍するビジネスパーソンからの学ぶ約1ヶ月間の「グローバル研修」を中心に、半年間で40回の研修で社会課題を解決するビジネスプランを創造する。学生の参加費はすべて無料の財育成プログラムだ。frogsの由来は「井の中の蛙、大海を知らず」のことわざから来ていて、限られたコミュニティの中で生きる『井の中の蛙』から脱却し、世界という「大海」視点で考動できる一人になろうと呼びかけている。
『Ezofrogs』を北海道の多くの人に届けて、当事者意識を持った人材を増やしたい。
コロナ禍で観光業が打撃を受けてしまったので、観光のスタートアップ支援をしていきたい。
お酒を買う、サウナ
Twitter(@ezofrogs)Ezofrogs
・余市、札幌のかくれた名店を案内します。 |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
旭山記念公園
札幌市中央区界川4丁目
円山公園
札幌市中央区宮ヶ丘3
浅草
沖縄
・菅原広豊(常陸フロッグス/茨城移住計画)
・松下秋裕(リンナスカナザワ)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
菅原さんからの紹介でしたが、同じく琉球フロッグスに影響を受けて地元で始められたお二人。共に地元への愛と人を育てたいとの想いは変わらずで熱いものを感じました。今後どんな人材が生まれていくのか楽しみです。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |