ガラス製品を販売する会社を立ち上げ、オリジナル切子を開発し「蒲田切子」として大田区のお土産100選にも選出された鍋谷孝さん。
鍋谷 孝(なべたに たかし)
1960年東京大田区生まれ。東京都立三田高校、早稲田大学商学部卒業。
1985年広告代理店入社。1987年父親が経営する東亜硝子工芸入社。ショールーム店長、グラス専門店フォレスト店長を経て、1992年有限会社フォレストを設立。ガラス製品、シュタイナー教育木製品知育玩具販売の後、本格的にオリジナル切子製品販売を行う。2010年オリジナル切子製品を蒲田切子と名付けた。
2012年蒲田切子が観光庁魅力ある日本のおみやげコンテストで「LUXURY JAPAN賞」受賞。
2013年蒲田切子が東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞(都知事賞)を受賞。
2015年久が原に開店した手仕事ショップ・フォレストを開店。
2019年蒲田切子が大田のお土産100選優秀賞受賞。
地域活動では、2009年「蒲田モダン研究会」を地域の有志と発足。
2020年、「ソーラークッキングプロジェクト」を始める。
趣味は、歩妄想活動愛好家として、遺跡、神社、パワースポットにある木や森との妄想の世界「鎮守の森」をInstagram「takashinabetani」で更新中。加えて「NATOMU」同人誌活動を村上多恵子と始める。近所で発掘された縄文シャーマンの杖をモチーフに、空想小説やキャラクター「ポピリス」を創作。モットーは、「小さな暮らしを楽しむ。」
東京都大田区蒲田でガラス加工請負を営んでいた家に生まれた。小さい頃から父親が仕事をする姿を見て育ち、ものづくりの雰囲気を体感してきた。大学は早稲田大学に進み、卒業後はプロモーション会社でプランナーの仕事に就いた。自分自身が何か表現するよりは、商品をPRする仕事がいいと思ったからだ。その仕事は2年ほどやったが、経験値が足りず壁に当たってしまい、自信も無くしてしまって、会社を退職した。
しばらく長野県の松本市や上高地などを旅して回っていたとき、ガラス工房を松本で見つける。それを見てクラフトの魅力を感じ。父に相談して親の会社に転職することにした。働いていると現状のままではいけないとの思いが募り、3年から4年くらいやって、自身の会社フォレストを設立。ガラス製品、シュタイナー教育木製品知育玩具販売する店を大田区内にオープンした。
父が江戸切子を作っていたので、その技術を生かしてオリジナル製品をつくろうと考 えた。大田区のものづくりに関する歴史を紐解くと、昭和初期からクリスタルガラスを 製造していた会社があったことがわかり、より郷土の産業について研究する「蒲田モ ダン研究会」を 2009 年から地域の人たちと発足し調べ始めた。2020 年に研究会の 10 年の活動を本にまとめて区内の図書館に寄贈している。
研究会が発足したのと同時期に、水をテーマにした「水鏡文様」など独自性のあるオ リジナルガラスに名前をつけたほうが良いと勧められて「蒲田切子」と命名した。自然 の恵みや感謝、人の幸せをテーマにした独特の切子文様は、父から受け継いだ弟の 工房や、大田区内の他の工房などでも協力してもらって製作している。2019 年には、 大田のお土産 100 選優秀賞にも選ばれた。2015 年に開店した久が原に手仕事ショッ プフォレストで販売をしている。日常生活で使ってもらえる切子として親しまれている。
蒲田切子をゆっくりと進化させていきたい
古代遺跡、神社仏閣、ソーラークッカー
・まちの美味しいところ教えます |
※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。
COCOFUROますの湯
東京都大田区南久が原2丁目1−23 メゾン久が原 1階
くさっぱら公園
東京都大田区千鳥1丁目1−3
久が原手仕事ショップフォレスト
東京都大田区久が原3丁目34−13
千葉安房の海
奈良飛火野
北アルプス涸沢
・種村由美子(TEAL GREEN in Seed Village)
・山本章子(一般社団法人おおたクリエイティブタウンセンター)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
種村さんからの紹介でインタビュー。蒲田にも切子があるのを初めて知りました。世代的にも近いこともあり話が盛り上がりました。大田区は近いので遊びに行かせていただきます。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |