100人、100通りの人生とまちの風景、キーパーソンに会いに行こう

【岡山】田中京子(kanata)

観光業などを経て倉敷市役所でも観光に携わったのち、独立して現在は企業ブランディングなどを手掛ける田中京子さん。

プロフィール

民間企業、外郭団体、行政を経験。地域ブランディングや集客拡大戦略づくり、地域収益拡大事業の推進など約20年間で100以上の事業に携わり、倉敷雛めぐり(季節事業)、収益事業化を実現するWEB事業、行政初のコミックマーケットへの出展、倉敷を特別な場所に変える「記念日をすごすまち倉敷」事業などの立ち上げを経験。

観光事業の運営拠点として、観光系NPO「くらし観光局」も設立。その他、教育系企業では、様々な部署をまとめる「オペレーション業務」を経験し全体を俯瞰し最適化を行うことも経験。また、経営知識としてMBA(経営学修士)を取得。

現在は、ソーシャルビジネス事業部を社内に設立し、中小企業への「SDGs経営導入支援」、「パーパスブランディング」、「コーポレートブランディング」「インナーブランディング」「講師」などをおこなっている。

観光業などを経て倉敷市役所へ

岡山県倉敷市で生まれ育ち、父親は地元で公共造園の仕事をしていた。田中京子さんは大学を卒業してJTBに就職。旅行販売やイベント企画に従事した。その後、勤務先の大阪から倉敷に戻り、倉敷観光コンベンションビューローに転職。観光客の誘客、イベント企画、修学旅行誘致やフィルムコミッションなどを行なった。それから地場企業のベネッセで働いていた時、公務員の知人から観光職務経験者の職員募集の話があることを聞き、経験を活かせるのではないかと思い倉敷市役所に入庁。

当時、冬場の観光客の落ち込みが課題で、「倉敷雛めぐり」を企画。各家庭の押し入れに眠っていた雛壇飾りを、商店街に飾るなど、市内を回遊して楽しめる企画を約1ヶ月間実施し、閑散期の観光地に賑わいを作った。また、若い世代を呼び込むため地元出身の漫画家や出版社と協力し行政では初のコミックマーケットにも出店した。

さらに、「記念日」をすごせる町として、大切な人と、そこでしか作れない大切な時間を提供。新たな価値を提供し、差別化ではなく「差積化」でリピートするファン顧客を増やし、ブランド地位をつくっていった。

独立してブランディング事業を手掛ける

2019年からは家業でもある株式会社あさひで、Kanata事業部というSDGs経営の導入支援や企業ブランディングなどを手掛ける事業を開始した。Kanataには、地域企業が自社の想いを実現しながら、はるかKnata(かなた)までビジネスを持続してもらいたいとの思いが込められている。

これからどうしていきたい

個性(否定的ではない)を、ブランド価値と認めてもらえ、誰もが個性を大切にできる社会にしたい

パッションポイント

何でも、つくることが大好き。ガーデニング、お菓子・料理、各地域の人にふれあい、繋がりをつくる旅行。

公式サイト、出版物など

Kanata

Instagram(@kyouko_tanaka)田中京子

チケット(私のできること、得意なこと)

・ブランディングの相談に乗れます
・倉敷のおすすめの場所を案内します

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

王子ケ岳
岡山県倉敷市児島唐琴

倉敷美観地区
岡山県倉敷市本町

お気に入りの場所(アウェイ)

阿蘇

山あいの宿 山みず木
熊本県阿蘇郡南小国町満願寺 6392 2
公式サイト

つながり

丸田尚義(日本伝統再築士会岡山)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

丸田さんからの紹介でインタビュー。観光について、この先何か一緒に実現できることがあるかもしれないと盛り上がりました。今後の展開が楽しみです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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