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【福島】長谷川達人(Roots猪苗代)

猪苗代湖の近くにあった廃校を活用し、家づくりと暮らしの学校「Roots猪苗代」をつくった長谷川達人さんにインタビュー。

プロフィール

福島県猪苗代町で生まれ、中学校卒業後カナダへ単身留学。2014年に日本に帰国し、自動車メーカー内でプロジェクトマネジメントや組織改善に従事。2018年に猪苗代町にある父の経営する工務店 株式会社Roots入社。2019年より町と協力し社員一丸となって廃校活用を推進、2020年11月 Roots猪苗代としてリニューアルオープンさせる。

廃校を活用したRoots猪苗代

猪苗代湖の近くにある廃校となった小学校をリノベーションして、暮らしの学校 Roots猪苗代を作った。工務店、ショップ、カフェ、森からなる複合施設で、スノーピークと提携した専門店やプレーパークもあり大人だけでなく子どもも楽しめる施設だ。日曜ににはマルシェも開催し、丸一日過ごせる。またこの施設は「ひとの駅構想」の一環として農業と観光につなげる取り組みもしている。

2020年11月にオープンした施設は、1年目で約4万人の来場を記録した。

クラファンを活用して廃校裏の水芭蕉の里の再生を実現

旧山潟小学校の卒業生や地域住民からの強い希望もあり、一番最初に取り組んだ地方創生プロジェクト。校舎裏の水芭蕉の里の木道を整備した。旧山潟小学校の校章は、水芭蕉。当時の校長先生が水芭蕉の花言葉である「美しき思い出」から取り入れた。水芭蕉の見ごろは、5月上旬。

次の舞台は、国立公園である猪苗代湖

廃校施設から徒歩1分の所にある、猪苗代湖とそこに併設する空き施設利活用の許可を得た。更なる地域活性化の為、2022年夏頃には湖畔エリアを利活用してアウトドアレジャーサービスを軸とした新たな複合施設をオープンする予定だ。

これからどうしていきたい

自然が豊かな地方での廃校や土地の利活用には、自然を守るための法律や自然から人命を守る為の法律などが複雑に絡み合っていて、新しいことがやりにくい環境だと感じている、国立公園である猪苗代町での廃校や湖畔利活用の経験を他の地域に還元していきたいと考えている。

パッションポイント

小麦アレルギーの息子の為のケーキ作り

公式サイト、出版物など

Roots

Instagram (@rootsinawashiro)Roots猪苗代

チケット(私のできること、得意なこと)

・廃校や空き家、国立公園の利活用の提案や推進

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

猪苗代駅前のあまの食堂
福島県耶麻郡猪苗代町千代田扇田12−15

お気に入りの場所(アウェイ)

バンクーバー

つながり

小林あかね(BRIDGE one piece plannnig )

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

小林あかねさんからの紹介でインタビュー。廃校を活用した事例はたまに聞きますが、森だけでなく猪苗代湖も近くにあり、ロケーションも素敵なだと思いました。今後の展開も楽しみです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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