【大阪】加藤麻理子（サルトコラボレイティヴ）

大手不動産会社を経て、地域再生を手掛ける会社に転職。THE MARKETなど近所を楽しくするプロジェクトを手掛ける加藤麻理子さん。

プロフィール

石川県金沢市出身・大阪市在住。 関西学院大学総合政策学部で都市政策を専攻する。不動産ディベロッパー、都市計画コンサルティング事務所、外国人旅行者向けゲストハウスで働いた後、現在はエリア活性のソフト事業のプロデュースを行っている夫の会社である㈱サルトコラボレイティヴで編集・クリエイティブディレクションを担当。また、個人事業として2020年３月に地域で女性が働くことを応援するプロジェクト「Woman Adventurer」をスタート。２児の母でもある。

地域再生の会社に転職

石川県金沢市で生まれ、大学は大阪の関西学院大学の総合政策学部に進学した。都市計画や地域の課題解決のための手法など学び、大阪の大手不動産会社に就職する。3年ほどそこで勤めるが大きなプロジェクトよりも、ビルの空きスペースを使ってイベントを仕掛けることに興味を抱くようになった。また、ボランティアで参加した中之島公園で開催していた「水都大阪」のスタッフを通じて、まちづくりの面白さも再発見した。そんな時に、立命館大学の教授と出会う。その先生はまちづくりを専門として、週末はその先生の仕事についていくようになった。

福知山などの地域商業の活性など、地方で困っている課題を解決するアプローチに楽しさを覚える。その後、地域再生を専門とする会社「サルトコラボレイティヴ」に転職した。サルトとは、イタリア語で仕立て屋を意味し、地域の歴史・文化・サイズにあったまちづくりを行う会社だった。そこで加藤さんはディレクターとして、広報媒体のディレクション、お店のブランディングなどを手掛ける。

芦原橋アップマーケット

2013年6月から2020年まで、JR芦原橋駅近くにある大阪市の未利用地で、芦原橋アップマーケットを開催していた。アクセサリーやバッグ、靴など皮革製品を扱う雑貨店や、オーガニック食材や調味料の販売店、和太鼓の演奏やスポーツ競技「フットバッグ」のパフォーマンス、ライブも行い大いに賑わった。この経験がのちのTHE MARKET運営にもつながっていると語る。

THE MARKET

阪堺電軌上町線の東天下茶屋駅に隣接して「THE MARKET」を2018年に開業。もとは数店舗が入っていたが数年間空き店舗となっていた場所に『ikedaya BBQ Style（イケダヤバーベキュースタイル）』と『THE MARKET Bakery（ザマーケットベーカリー）』を作った。中央にはキッズスペースがあり、窓越しに電車を見ることができる。コンセプトは『 セレブレイティングネイバーフッド』。素敵な場所が近所にあることで、住んでる街がいいところだと感じて欲しいと願いが込められている。

BUY LOCAL

阿倍野区の昭和町界隈で、地元の店で買い物をしようという運動を企画。元は1998年にアメリカで始まった運動を参考にした。天王寺駅周辺では大規模な再開発が相次いで、大型商業施設ができたことで、地元の商店が危機感を募らせていたこともあり、WEBサイトやMAPを作成したり、マーケットイベントを開催し地元店の魅力を伝えている。

これからどうしていきたい

この地域で飲食店、八百屋さん、コワーキングスペースなどを立ち上げてきた。現在は、空き地で野菜を育て、コンポストにも挑戦している。週末にまちの外に遊びにいく、消費型の時間の過ごし方ではなく、近所を豊かにしていく、生き方をやっていきたい。

パッションポイント

女性のやりたいことを応援する

公式サイト、出版物など

THE MARKET

BUY LOCAL

Instagram （@woman_adventurer）Mariko Kato

チケット（私のできること、得意なこと）

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所（ホーム）

源八橋

お気に入りの場所（アウェイ）

LA(gjustabakery)

つながり

・甚田知世（一般社団法人Re）

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

甚田さんからの紹介でインタビュー。インタビュー後に知れば知るほど面白いことをされてることが分かり、もっと聞いておけばよかったと後悔しました。大阪にも行きますので、またお話を聞かせてください。（野田）