【兵庫】姜 麻里（ファッションデザイナー）

生まれつきの太田母斑に悩まされるも、ファッションデザインとしての才能を開花し、人の内面を引き出すデザインやコンサルティングを行う姜麻里さん。

プロフィール

姜 麻里（きょう まり）

1980年生まれ。兵庫県出身。 生まれつき太田母斑という痣が顔にあり、様々な葛藤と共に育つ。専門学校でファッションを学び、デザイナーとして仕事を始める。ファッションに魅力と可能性を感じ、服に関わる仕事を続けている。現在はWEB SHOPで働く傍ら、人の内面の美しさ引き出すためのファッション同行やファッションコンサルを行なっている。人はそれぞれ唯一無二であり、存在自体がアートであることを写真で表現する『表面張力ART』をプロデュース。「自分を生きる」ことを大切にしている。

生後間も無く太田母斑が濃くなる

兵庫県川西市で生まれた姜麻里さん（旧姓・高谷）。生後10日後くらいから顔の半分が太田母斑（おおたぼはん）が現れた。太田母斑は目の周囲などに生ずる青あざを言う。周囲はみんな驚き、当時はレーザー治療がなく、小学校5年生になってから中学生にかけて治療を行った。将来は結婚できないかもしれないと言う不安な日が続いた。中学生になった時、同じあざを持った先生に出会う。その先生は結婚もし子供いたことに、自分もいつかは結婚できるかもしれないと未来が見えたと語る。それまではなかなか友達にも話すことができなかったそうだが、高校2年くらいになってようやく自分から太田母斑について話すようになった。

高校時代はファッションに興味を惹かれ、派手な服を着るとそっちに注目が集まり、あざの注目から避けられると思った。高校を出てエスモードジャポン大阪校に進学。ファッションの勉強をし、子供服の会社に就職した。その後結婚と出産を機にフリーデザイナーに転身。人に依頼をされたらその人のためにデザインし、服を製作するところまで受け持つ。また「じぶんMAP」というどう生きたいのかを診断するコンサルティングとファッションを掛け合わせ、その人が自分を生きるための服を提案している。

シェアアトリエ（TUKURIBA）

現在はシェアアトリエ（TUKURIBA）を運営していて、2階は靴のデザイナーと画家の２組のアトリエとして活用。プロから子どもたちに本物を感じて触れてほしいと考え、このアトリエを実現した。 1階のリビングでは、NVC（非暴力コミュニケーション）のワークショップや子供たち向けの教室など人や自分と繋がるワークショップなどを行っている。姜さん自身で、自分が体験したいことを選びゲストとして招いていると言う。それを仲間たちと一緒に体験していくことを大切にしている。

ファッションデザインの活動も

また、いろんな方にオーダーをもらい、服のデザインと製作も続けていて、まず話があればイメージマップを作って、その人が何を望んでるのか、好きなものを聞いて、大事にしたいものを読み取っていく作業からスタートする。アンサーからのイメージでつくっていき、パターン、仮縫い、着用して修正、裁断して作る。製作期間は2ヶ月〜3ヶ月。1枚の布からその人に合わせて立体的になり服になっていく過程や、袖を通すとさらに服が生きているかのように変わるのが何よりも楽しいと語る。

これからどうしていきたい

アトリエを知って来てもらって、自分と深く繋がり、人と人が繋がれる空間をつくって自分を生きることを大切にする仲間を増やしていきたい。

人が幸せと思える会社をつくりたい。その人がその人らしくやりたいことを出来たらすごいパワーになるということを、ファッションを通じて伝えていきたい。

パッションポイント

生きること

公式サイト、出版物など

Facebook  高谷麻里

チケット（私のできること、得意なこと）

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所（ホーム）

アトリエ

淡路島

豊岡

お気に入りの場所（アウェイ）

大森商店
香川県三豊市詫間町大浜甲130-1
公式サイト

つながり

・吉川ヒロ（tomoni.）

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

吉川ヒロさんからの紹介でインタビュー。どこか神秘的な雰囲気と美しさが漂ってきて、モデルと言われても疑う余地がないような素敵な方だなと思いました。もし自分の服をデザインしてもらうとどんなものができるのか見てみたいです。（野田）