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【鳥取】佐々木正志(sunusnto)

鳥取大山の魅力を直感で感じて移住。グランピングができる「トマシバ」やシェア別荘兼シェアハウス「わたげ荘」など運営する佐々木正志さんにインタビュー。

プロフィール

1988年7月23日 東京都世田谷区出身。 早稲田大学人間科学部を卒業後、約二年間広告代理店の営業職に従事。偶然WEB求人で目にした”大山町観光プロデューサー職”の募集に、直感的に魅力を感じ大山町へ。 はじめて訪れた際、大山の自然、人に一目惚れし、移住を決意。

2015年度大山町地域おこし協力隊として活動を開始するも、”大山だからこそできること”だけでなく、”自分だからできること”もカタチにしていこうと、1年で協力隊を卒業。その後、2年間の個人事業主を経て、合同会社sunsuntoを設立。

現在、法人事業としては、泊まれる芝生グランピング「トマシバ」、シェアオフィス「シゴト場カケル」、「クラウドファンディング」のサポート業務、サイトや動画・チラシ制作などのクリエイティブワークを。個人事業としては、大山の暮らしに触れるをコンセプトに観光事業「OrangeTrip」、野菜通販「OrangeBox」、シェア別荘「わたげ荘」を運営。

社会人時代に大山の募集を見つける

東京で生まれ育ち、大学時代は自転車で東京から福岡まで走ったり、北海道まで行ったりしかこともあった。サークル活動ではバスケットボールをしていた。2011年3月に発生した東日本大震災後は、母親の実家がある岩手県にボランティアとしてすぐに足を運ぶ。母親の実家もあったとことから震災復興は自分ごととして捉えていた。大学を卒業し、都内の広告代理店に就職。自分のクライアントは、チームではなく個人で担当するという会社の方針もあり、好きなバスケットボールメーカーに営業して、広告プロモーションやパンフレット制作なども受注したことがあった。

社会人になってからも震災ボランティア活動で知り合った日本財団の方とつながりもあり、廃校跡の旅館活用というプロジェクトの手伝いにも参加したことがある。その時に求人募集を見ていたら、鳥取県大山(だいせん)の募集を見つけた。そこには観光の魅力を発信する仕事と明記してあり、すぐに現地まで足を運んでみた。はじめは大山のことを(おおやま)だと思い込み、現地でようやく(だいせん)と呼ぶことを知るくらい、あまりどんな場所などかは知らなかったという。

地域おこし協力隊で大山へ

日本海に面した米子市と山までが近く、秋から冬にかけて紅葉した大山に雪が積もってる風景も楽しめることができる。その光景を見てほかの町にない魅力を感じ、直感的にヤバイ!と感じたそうだ。その求人はよくよく見ると地域おこし協力隊の募集だった。

結果的には地域おこし協力隊の募集だった。はじめの1年間は自由に仕事させてもらい、暮らしに触れる観光をPRした。2年目からは観光で自分で起業しようと決めて協力隊自体は1年で卒業した。これまでの経験を活かして自分だからこそできることをやりたいと思った。協力隊は税金で成り立っている制度なので、町が求める方向性と異なる中で、自分のやりたいことに税金を使うことにしっくりこなかったので辞めることを選んだという。通常は3年の任期なのだが、起業して残るこということが、かえって地元の人たちにはその本気度、信頼度が増したようで、正式に個人事業として独立した。

まずは大山の一次産業でお手伝いをしながら、関係性を築き、観光、野菜通販の仕事を始めた。続いて大山には芝生の畑もあり、そこを使ってグランピングができる施設「トマシバ〜泊まれる芝畑〜」、シェアオフィス「シゴト場カケル」を手がける。また、お城付きの大きな古民家を購入して、そこで暮らしながら、一部をシェアハウス、シェア別荘とした「わたげ荘」も始めた。

これからどうしていきたい

ビジョンや目指したい姿は特にないが、自分が自然体でいれるサイズを大事にしたい。自分が自然体でいれるからこそ、関わるひとも自然体でいられるような暮らしや働き方をしていきたい。大山が大好きなので、今後も勝手に楽しいことをしていきたい。

現在は大山を楽しめるゲームをつくってる。2022年内にできる予定で、大山に足を運んだ際は楽しめますよ。そのうち商品化も考えているのでお楽しみに。

パッションポイント

バスケットボール

公式サイト、出版物など

 大山ワールド

トマシバ

シゴト場カケル

Twitter (@maashii_taiyo)まーしー

チケット(私のできること、得意なこと)

・大山の案内します。わたげ荘に遊びにきてください。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

トマシバの芝畑
鳥取県西伯郡大山町倉谷

お気に入りの場所(アウェイ)

駒沢はらっぱプレーパーク
東京都世田谷区駒沢3−21

つながり

長田涼(コミュニティフリーランス)

秋吉直樹・はな(SUNNYSIDE FIELDS)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

長田さんからの紹介でインタビュー。一見かぜの成り行きでいろいろやってると話されますが、しかしどれも面白くて、楽しそうで、お気に入りの場所で挙げてくださったトマシバの星空もすごい。一度行ってみたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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