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【北海道】松田将弥(旅する作業療法士)

旅する作業療法士として北海道各地を巡りながら、整体や応援団長など幅広く活動をしている松田将弥さんにインタビュー。

プロフィール

1990年生まれ北海道札幌市出身。
『健康的で生きやすい社会づくり』を目指し、医療従事者が働けるフィールドを日々開拓中。北海道各地の面白い地域に出没。旅する作業療法士として様々なプロジェクトに関わり、出張型の整体をメインに活動。サウナ・旅・ランニングをこよなく愛している。

作業療法士として地域に出て活動

元々は病院に勤務していた松田さん。国家試験に落ちて、半年間は就職先が決まっていた病院で リハビリ助手として働いた。国家試験に落ちたという悔しさをバネにパラレルワークを始め、地 域医療に携わる。病院外での仕事を個人で開拓し、まちの中で体操や講演を始めたり、スタジオ を借りて身体の動かし方を教えたり、病院ではない場所で働くこともあった。

作業療法士が言う「作業」は、食事や入浴、家事や仕事、趣味活動など人が関わるすべての諸活 動のことを指している。脳梗塞や骨折、うつ病や認知症などで、その人らしい「作業」が行えな くなったとき、その「作業」に焦点を当てて治療を行うというものだ。しかし一般的な知名度は 低く、作業療法士の働き方は病院や介護施設のみと思われている。これまでの知識とスキルを 使って、違うフィールドで活かしたいと松田さんは考えた。

ほっとけないどう応援団長として活動

サッポロビールが支援している『ほっとけないどう』というプロジェクトがあり、北海道の挑戦 者を応援し発信している。ビールを購入すると、その売上の一部が挑戦者の支援金になると言う 取り組みがある。その『ほっとけないどう』で松田さんは応援団長に就任。挑戦者へのインタ ビューを続けている。作業療法士で培ったヒアリング能力を活かし、話を聞くと言うものだ。応 援団長としてPR活動をしながら各地を回っていると、それが自然とランニング旅ににもつながっ ていく。

北海道ランニング旅

2019年1月からは『旅する作業療法士』と名乗り、『健康的で生きやすい社会づくり』という理 念を掲げて、『住み慣れた地域で慣れ親しんだ人達と自分らしい人生が送れるようにサポートす ること』を自分のミッションとした。『間』という新しいポジションで、人や地域の橋渡しをし て、繋ぎ役になった。64社のスポンサーに支えられながら「北海道ランニング旅」というプロ ジェクトをスタート。北海道の隠れた魅力を発信し、旅先で出張型の整体をしている。北海道は 約半年かけてランニングを続け、北海道を1周した。ランニング中は頭を整理できるので好きだと語る。会社員時代も職場まではおよそ片道7キロ走って通勤したこともあるそうだ。

これからどうしていきたい

ビジョンは、健康で生きやすい社会が根底。抽象的だが余白があり、関わり方の振り幅を広げた い。働き盛り世代の、身体のメンテナンス、予防、未病をしていきたい。

北海道の一次産業者への身体のメンテナンス、セルフケアの提案や企業の昼休みに整体をやった り、イベントでクイック整体をしたい。サウナ事業を活用したヘルスツーリズムもやっていきたい。

パッションポイント

サウナ

公式サイト、出版物など

Twitter (@@masayan_0531)

Instagram (@masayan_0531)

チケット(私のできること、得意なこと)

・北海道の隠れたサウナスポットを教えます。
・北海道のコアなスポットのツアー計画つくります
・整体してあげます
・ソフトクリームの美味しいとこ教えます

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

鶴居村ハートンツリー

つながり

伊藤広大 (GEOGRAMS)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

伊藤さんからの紹介でインタビュー。作業療法士の方へのインタビューは2度目で、今回はランニング旅をしながら各地域で活動していくという話でした。24時間ランニングしたり、北海道一周ランニング旅をしたり、私自身は走るのが苦手なのですごいなと関心するばかりでした。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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