東京の再開発

有楽町付近のKK線が歩行デッキに、2026年着工

投稿日:

LinkedIn にシェア
Pocket

京橋JCTから汐留JCTまでの2キロが歩行空間

東京高速道路(KK線)の歩行者空間への転換に関連し、東京都が2026年度にも建設工事に着手する見通しとなった。着工前にはKK線と接続する首都高速道路八重洲線を通行止めにする。以降は安全柵や植栽、ウッドデッキやタイルによる表層仕上げを段階的に整備。30~40年代の整備完了を目指す。

KK線は首都高速道路都心環状線京橋JCTから同汐留JCTまでの約2キロを、銀座エリアを囲むように通る自動車専用道路。上部空間の面積は約3万平方メートル。耐荷重や幅員の面で課題があり、大型自動車が通行できない。都は首都高日本橋区間(中央区)の地下化に伴う環状機能再編の一環で、歩行者空間に転換する方針を決めている。

歩行者空間への転換に当たり、地上と上部空間をつなぐ階段やエレベーターを整備する。延長全体を回遊できるようにしつつ、沿道の開発とも連携し、適宜デッキで接続。銀座や有楽町、新橋、汐留といったエリアを面的に結ぶ、歩行者ネットワークの基幹として機能させる。上部空間には安全柵や植栽のほか滞留空間や情報発信施設、物販店舗なども設ける。電動の次世代モビリティも運行して移動の利便性を高める。地上のまちを眺められる展望施設も設置する。

-東京の再開発
-,

執筆者:

関連記事

東急プラザ渋谷(渋谷区)高速バスターミナルなど19年11月開業

東急プラザ渋谷跡地に17階建ビル 東急プラザ渋谷跡地に、地下5階~17階建に高層ビルに建て替える。ビル名称は「渋谷フクラス」。1階には空港リムジンバスターミナル、低層階には商業施設や観光支援ラウンジ、 …

銀座から臨海まで地下鉄新線構想、2040年度完成目指す

築地市場跡地ルートで地下鉄新線 銀座エリアに新駅をつくり、新築地、勝どき・晴海、新市場、国際展示場まで目指す。計画段階だが、2040年度の完成を目指してるという。完成すると銀座から国際展示場まで約10 …

羽田空港国際線ターミナル前に1700室の大型ホテル、20年春開業

羽田空港国際線ターミナル前に大型ホテル 東京都大田区羽田空港二丁目2番他の羽田空港国際線ターミナル前に、ラグジュアリー、ハイグレード。スタンダードタイプの大型ホテルが建設。地上12階建でモノレール国際 …

多摩都市モノレール町田延伸

多摩センター〜町田間延伸 2020年延伸ルート案が決まった。 多摩センター〜小野路〜野津田公園〜並木〜図師大橋〜日大三高〜下小山田〜小山田桜台〜桜美林学園〜忠生〜木曽山崎団地〜市民病院〜旭町体育館〜町 …

日本橋に51階建てオフィス、ホテルが2025年誕生、野村證券ビルを保存

日本橋に超高層ビル 日本橋に隣接したエリアに、再開発ビル3棟の整備と合わせ、COREDO日本橋を改修、地区内に総延床面積約499,000㎡(日本橋一丁目三井ビルディングを含む)の施設群が誕生する。20 …