ゆいレールと接続するLRT
沖縄県那覇市は、高齢者や障害者が乗降しやすいように車両の床を低くした「LRT」(次世代型路面電車)の整備計画の素案を公表。市中心部を東西に貫くルートと南北に走るルート計約11キロを整備。複線で整備する本線は6~15分間隔、単線の支線は20~30分間隔の運行を想定している。
県庁北口-県立南部医療センター付近の東西ルート本線(約5キロ)と県庁北口-若狭海浜公園付近の支線(約1キロ)、真玉橋付近-新都心地区の南北ルート(約5キロ)の計3路線。東西ルートから先行して整備する。
市はLRTを「基幹的公共交通」と位置づけ、那覇空港にアクセスする「沖縄都市モノレール」(愛称・ゆいレール)や各地に向かうバス路線と接続させる計画。
4車線(片側2車線)の道路のうち中央2車線を軌道に置き換えて複線を整備し、超低床の車両が一般の車と走る併用軌道を走行。東西ルートの支線は単線とする。左右のレールの間隔は新幹線と同じ幅の「標準軌」を予定している。
(写真は宇都宮LRT)