ホテルや飲食店なども入居
北九州市は、「門司港レトロ地区臨海部開発事業」の公募型プロポーザルを実施した結果、美里建設を優先交渉権者に特定した。
同社は、ホテルと商業施設で構成する高さ35mの複合施設を提案した。概算事業費は約41億円(うち土地買受希望価格3億8000万円)を見込む。2023年8月の着工、25年7月のホテル開業、同8月の商業施設開業を目指す。
複合施設の規模は10階建て延べ7773㎡。「Amazing SPOT 門司港」をコンセプトに、ホテルと商業施設を展開して門司港レトロ地区の観光拠点とする。商業施設は、カフェやレストラン、フードテーマパークなどを配置し、同地区の魅力向上に貢献する。隣接建物からの関門海峡の視認性に配慮するとともに、対象地東側にある同社所有の九港ビルを改修してJR門司港駅とのアクセス、同地区の回遊性向上を図る。対象地は門司区西海岸1-29-6。敷地面積3520㎡。