イオンモールは1月31日、名古屋市西区でオフィス・商業複合施設 「(仮称)ノリタケの森プロジェクト」の建築工事を着工したと発表した。
同プロジェクトは、新たな国内需要の発掘を実現する施策として、これまでとは異なる新たな商業施設開発と「働く人と企業の成長を支えるオフィス」を融合する事業フォーマットを構築。その1号店として、2021年秋開業を予定している。
計画地は、名古屋駅北東1kmに位置している。周辺は、2027年開業予定のリニア中央新幹線に向けた開発計画が進み、今後も大型開発が予定されるなど、企業の拠点集約・移転や人口増加が見込まれる有望なエリアだという。
「ノリタケの森」と隣接し、豊かな緑を有する稀有な立地であるとともに、徒歩圏内には「トヨタ産業技術記念館」も立地するなど、産業観光エリアとして国内・海外から人気が高まっている。
オフィスは、イオンモールならではの「ライフスタイルオフィス」を提案。暮らしの未来をデザインする「Life Design Developer」として、地域一人ひとりの生活シーンに加えて、働くシーンにおけるインフラも担う企業に生まれ変わる。
オフィスはモールの上に配置することで、ワンフロア賃貸面積が約7000m2を越える日本最大級の賃貸オフィスとなる。企業の拠点集約ニーズに柔軟に対応でき、かつ拠点集約後もワンフロアでの活発なコミュニケーションが図れるオフィスを目指す。
イオンモールのヘルス&ウエルネスを進化させ、健康診断が受診できる医療施設、森の豊かな木々が望めるフィットネスクラブ、仕事の前後や休憩時間をより有意義なものにする運動プログラム、睡眠、姿勢矯正、マッサージ、ヨガ体験などのサービスも計画している。
また、オフィスフロアにはワーカー向けの「森の見えるラウンジ」を併設し、一人ひとりの働き方、寛ぎに適した環境デザインとサービスを提案する。アプリを使ったランチ予約、ロッカーサービス機能も予定している。