2026年春、横浜市役所跡にオープン
横浜市は、JR関内駅南口前にある横浜市庁舎街区(中区)を三井不動産など8社グループに決めた。施設群の総延べ床面積は約12万平方メートル、新築棟の高さは約160メートル。2024年6月に行政棟を先行開業し、全体開業は25年3月ごろを予定する。
新築棟(地上30階建て)
1~3階に新産業創造拠点(床面積3600平方メートル)。
4~5階には仮想現実(VR)などを使ったスポーツ体験施設。
6~7階が市民の健康増進する「ウェルネスセンター」(4700平方メートル)
10階はオフィスロビー、11~14階が大学(1万2800平方メートル)
15~30階はオフィスフロア(床面積5万1900平方メートル)
行政棟
旧市庁舎を保存して活用。
1~2階に商業施設を配置。
3~8階は星野リゾートが運営するホテル(約1万7000平方メートル)
ライブビューイングアリーナ
横浜DeNAベイスターズの試合パブリックビューイングなどのイベントを行う。
羽田空港、箱根、鎌倉からの直行バスを運行するほか、周辺地域で運行しているオープントップバスが乗り入れるなど、交通利便性も高める。
星野リゾートがOMO横浜
計画地は港町1の1の1ほか(敷地面積1万6500平方メートル)。JR関内駅の北側に面する。敷地内では建築家・村野藤吾が設計した旧横浜市庁舎行政棟を保存・活用。「ザ・レガシー」と名付け、ホテル「OMO7横浜by星野リゾート」や商業店舗を入れる。
DeNAが「ザ・ライブ」と「ワンダリア」
敷地中央には低層のエンターテインメント施設「ザ・ライブ」を設ける。18メートル×8メートルの大型LEDビジョンを設置し、飲食しながら野球などのスポーツ観戦や、音楽ライブなどが楽しめる環境を整える。
かつて議会棟があった敷地北側には高層棟「タワー」を建設している。1~5階にエンターテインメント施設「Wonderia(ワンダリア)」を開設。プロジェクションマッピングの技術を駆使し、没入感のある映像コンテンツを提供する。
6~8階は新産業創造拠点とし、生命科学分野の技術革新を育めるような体制を整える。11階以上は主にオフィス。Low-E複層ガラスの採用などで環境負荷低減に配慮し、ZEB Orientedの認証を取得した。