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【埼玉】出牛健太郎(本庄市役所)

地元の本庄市で市職員として、かつて賑わっていた宿場町・本庄でエリアの賑わいや魅力の創造に取り組む出牛健太郎さん。

プロフィール

埼玉県本庄市出身。立正大学卒業。本庄市役所勤務。

地元の本庄市でまちづくり

本庄市は、かつて中山道最大の宿場町だった。宿場町の名残がある古い街並みが現在も残っている地域や上越新幹線の本庄早稲田駅周辺の新しい街並み、そして秩父地域に隣接した自然豊かな地域もある。出牛さんはずっと本庄市内で育ち、学生時代も地元で過ごした。大学を卒業後も、地元で働きたいという想いから本庄市役所に入庁した。

 

入庁後の4年間は広報紙制作の仕事に就き、各部署や全国の自治体職員仲間との横のつながりが出来ていく。その後3年間は、児玉総合支所で市民福祉課に異動となったが、その間に個人的に参加した「NEXT商店街プロジェクト」内の「本庄暮らし会議(ワークショップ)」で、のちに本庄デパートメントをてがけた榎本千賀耶さんと出会い、個人として本庄デパートメントのプロジェクトに関わった。時を同じくして商工観光課に異動することにもなり、本庄デパートメントの立ち上げメンバーとして、個人的にプロジェクトに関わり始めた。その直後、商工観光課に異動することになり、職員としても商店街支援や創業支援の業務をを行うことになった。

NEXT商店街プロジェクト事業では、面白い活動をしている方をゲストに招き、本庄の『楽しい』を妄想したり、話して、何かしたくなるきっかけを生み出すタウンミーティング「本庄MEET&TALK」の開催や、約30年ぶりに復活させたという「本庄七夕まつり」、今年で6回目となる「本庄まちゼミ」など、商工団体・商店会長・民間プレイヤー等と協力しながら、エリアの賑わい創出や空き店舗活用などを行っている。

また、今年度から公共空間活用の実証実験として、市役所の広場等の公共空間を活用したマーケットを開催しているその一方で、個人的にプライベートで、新規店舗の出店時に解体作業やDIY作業の手伝いを行うほか、同じ想いを持つ本庄市職員3人で一般社団法人ochanomaを立ち上げ、空き家の管理や活用などの動きも行い始めている。こうした動きの中で、様々な偶然が重なり、ここ1年間でシャッター街だった商店街に新規出店が相次ぎ、少しずつ商店街に賑わいが生まれ始めている。

これからどうしていきたい

この1年で本庄の暮らしがとても豊かになった。商店街にカフェやブルワリー、おむすび屋さんなどができ、また、毎週末にはどこかでマーケットが行われている。このような豊かで楽しい暮らしをもっと市全体に広げていきたい。そして自分たちの子供の世代に、豊かで楽しい本庄をバトンタッチしていきたい。

また一般社団法人ochanomaとしても、空き家オーナーと新規出店者との架け橋となる動きや、クリエイティブな公務員を増やす活動を行っていきたい。

パッションポイント

バレーボール、解体作業

公式サイト、出版物など

Instagram (@honjo_meet_and_talk)本庄MEET&TALK

Facebook 本庄MEET&TALK

本庄NEXT商店街プロジェクト「本庄MEET&TALK」

Instagram(@honjomarche)ほんじょうマルシェ

Facebook ほんじょうマルシェ

Facebook  本庄まちゼミ

チケット(私のできること、得意なこと)

・まる歩きで街とキーマンを紹介します。
・美味しい地元グルメを紹介します。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

銀座通り

お気に入りの場所(アウェイ)

高崎、草津温泉

つながり

大橋千賀耶(本庄デパートメント)

大澤宏充・直美(solFlows)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

大橋さんからの紹介。本庄デパートメントもすごく気になっていますが、役所と市民の方とも距離感がとてもいいなと思いながらお話を伺いました。本庄市にも遊びに行きます。美味しい店行きたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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