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【長野】鈴木真知子(この街学園/アトリエももも)

長野県小布施町の学芸員を経て、現在は諏訪地域を中心に障害のある人の表現活動支援やアトリエ活動を行う鈴木真知子さん。

プロフィール

キュレーター
「アトリエももも」共同代表

20年近く美術館学芸員として勤務する間に、障がいのある人の表現に出会い、作品展やワークショップを企画する。 2015年から「アートミーティングすわ」を主宰し、福祉施設や地域のイベントで多様な人が参加する「ごちゃまぜアートワーク」を開催。2016年より障がい福祉施設に勤務し、利用者のアート活動を支援する。2020年、芸術療法士の西川直子氏と「アトリエももも」を設立。長野県主催の障がい者の芸術作品展「ザワメキアート展」実行委員も勤める。

小布施町の学芸員として活躍

長野市で生まれ、高校卒業後上京して、大学で美学・美術史、博物館学を専攻した。20歳の時にヨーロッパの遺跡や美術館を巡る大学のツアーに参加して、イギリス、フランス、イタリアの美術館を巡った際、大きな衝撃を受けたのを今でも覚えている。美術館の中で小学生が名画の前に座り模写していたり、高齢者が展示室のソファで話していたり、文化が市民の生活に溶け込んでいて、日本では見ない光景だと感じた。

長野県小布施町役場に就職して、町立の美術館「おぶせミュージアム・中島千波館」の立ち上げから運営に、学芸員として10年勤めた。町の学芸員として、街全体の文化イベントや展覧会、シンポジウムなどにも関わっていた。その後は結婚を機に諏訪市に引っ越す。

障害者アートに出会う

諏訪市に引っ越し、子育てが落ちついた頃から、再び美術館に勤務。在職中の2013年に「ながのアートミーティング」と出会い、障害がある人の表現活動のサポートを学ぶ。次男も障害を持っていたことから、重い障害を持っていても、それを個性として活かし輝ける世界があると、光が見えた気持ちになった。みんな自由に自己表現ができ、正解も不正解もないなんでもありで、ありのままの楽しさを認めてもらえているのが素敵だった。そしてそこを参考に、自分の地域でも「アートミーティングすわ」として活動を開始。さらに2016年からは福祉の現場にも入り、「ザワメキアート展」の実行委員にもなった。

2020年から芸術療法士の西川直子さんと一緒に「アトリエももも」を開始。自分たちの画材や様々な材料を持ち寄り、茅野市の古民家を借りて始めた。アトリエの名前は、誰でも言いやすく、わかりやすい言葉がいいと考えていた時に、息子が「もんもんもん…」とつぶやき、それにしようと決めたと話す。今では、障がいの有無や年齢を超えて誰でも参加して自由創作ができる地域のアトリエとして、時には子どもたちの居場所として、月に5回開催している。

これからどうしていきたい

毎日、誰かがいるアトリエにしたい。自由に出入りできる場所にしていきたい。

パッションポイント

美術鑑賞、韓流ドラマ

公式サイト、出版物など

アトリエももも

チケット(私のできること、得意なこと)

・アート作品を通じて人と人を結びます。

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

蓼科ハーバルノート
長野県茅野市豊平10284
公式サイト

アノニムギャラリー
長野県茅野市湖東4278
公式サイト

お気に入りの場所(アウェイ)

新潟の海

つながり

樋端佑樹(大人と子どもの精神科医)

高山さや佳(NPO法人Happy Spot Club)

・武捨和貴(特定非営利活動法人リベルテ)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

高山さんからの紹介でインタビュー。韓流ドラマがお互いに好きだということで一番盛り上がったかもしれません。茅野市は今年行って、駅前の美術館に感動したので、また行きたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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