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【秋田】半田理人(シェアビレッジ町村)

シェアビレッジプロジェクトの村民として参加したのをきっかけに茅葺古民家の管理など行う家守になった半田理人さん。

プロフィール

1989年生まれ。秋田県井川町出身、高崎経済大学卒。

地方銀行〜地元秋田でのフリーター生活〜大学職員として働く傍ら、2015年シェアビレッジプロジェクトに村民として参加。ご縁が繋がり、秋田県五城目町でシェアビレッジプロジェクトの拠点である茅葺古民家の管理とコミュニティマネージャー”家守”として運営に参画、Uターン。日本全国にいる村民と秋田のローカルを繋ぐ活動を展開。2020年から、”村テック”スタートアップShare Villageを運営開始。

各地の郷土の食文化を学ぶこと・文化人類学的なフィールドワークが趣味。プライベートでは、地元の郷土料理・だまこ鍋を広めるべく様々な場でワークショップ活動を行っている。

クラファンで見つけ、シェアヴィレッジに

大学時代の就活で仙台に行き、仙台から大学のある群馬県高崎市に戻ってきた日に、東日本大震災が発生した。被災地や出身地の東北で何か貢献したいとの想いが芽生え、就職は仙台にある地方銀行を選んだ。しかし上手く職場に馴染めず、1年弱で退職。その後、栃木県にある大学で働いた。その時、クラウドファンディングで話題になっていた「シェアヴィレッジ」を見つけ、しかも自分の故郷の隣町・五城目町でそのプロジェクトがあると知り、村民として初めは参加した。

「シェアヴィレッジ」は、「村があるから村民がいるのではなく、村民がいるから村ができる」という考えのもと、築140年の解体予定だった茅葺古民家を村に見立てて再生するプロジェクトだった。クラファンを見たとき、空き家、古民家を復活させる方法とその見せ方に感動を覚えたと話す。「年貢」と呼ばれる年会費3,000円を納めると「村民」になれて、村民の権利の一つとして、この村に泊まりにくる「里帰り」することができる。半田さんは、2015年からここの家守としてコミュニティマネジメントを担っている。

シェアヴィレッジの二拠点目として香川県にも展開。村民が2,000人を超えて、コミュニティ運営の難しさにも直面したという。さらに2020年以降のコロナ禍で、人の移動など制限されたこともあり関係性が希薄となり、仕切り直しを図った。オンラインでのプラットフォームを展開し、全国で様々な場を運営する人、コミュニティ運営してる人の悩み、課題、経験を学び合うネットワークを広げている。

これからどうしていきたい

この街でものづくりがしてみたい。

この土地に来てくれる人々へ体験を届けることを行ってきたが、次は、この土地の空気、風土を詰め込んで価値を届けるプロダクトを作りたい。クラフトビールをつくりたい。

パッションポイント

美味しい食べ物、お酒、郷土料理。

公式サイト、出版物など

Share Village

チケット(私のできること、得意なこと)

・シェアヴィレッジの古民家に滞在してお酒をのみましょう
・日常の風景と体験をお裾分けします

※チケットをお願いする時、『ソーシャルタウンガイド』を見たと連絡するとスムーズです。
※コンタクトはSNSのメッセンジャーから連絡をお願いします。

お気に入りの場所(ホーム)

シェアヴィレッジ町村
〒018-1713 秋田県南秋田郡五城目町馬場目町村49

下タ町醸し室HIKOBE
〒018-1706 秋田県南秋田郡五城目町下タ町236−2
公式サイト

八郎胡からの景色

お気に入りの場所(アウェイ)

ANDON 日本橋

高崎市

つながり

秋吉直樹・はな(SUNNYSIDE FIELD)

清田周子(沼津つーしん)

※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。

取材後記

秋吉さんからの紹介でインタビュー。シェアヴィレッジについてはこれまでのインタビューでも何人かフレ亭話していただいたことがあり、ずっと興味ありました。秋田にはまだ行ったことがないので行ってみたいです。(野田)

インタビュー・野田国広(編集部)
グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。
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