大学時代からクリエイティブな活動を横浜で展開し、「グリーンドリンクス横浜」での交流イベントや、横浜駅の仮囲いをつかったメディアなど、横浜を拠点に活躍する茂木隆宏さんにインタビュー。
茂木隆宏 / Takahiro Motegi
ノガン株式会社 共同主宰
1982年、群馬県生まれ。東京造形大学卒業後、北山創造研究所入社。家具作家小島伸吾に師事。2010年4月、ノガン設立。green drinks yokohama共同オーガナイザー。社会的課題に対して、クリエイティブな視点による解決を目指し活動しています。最近の活動に、市民参加型交通安全アクション「おもいやりライト」、人とまちがつながる「横浜18区丼」、全国に誇れる『地産地消』の代表都市を目指す「濱の料理人」等。
群馬県伊勢崎市で生まれ育ち、大学は東京造形大学に進学した。専攻はグラフィックだったが領域を超えた総合デザインに興味が変わっていき、2年生の頃他の学科の人と一緒に空間演出やプロモーションなど文化祭でやってみて、その楽しさを実感した。3年生の時には仕事として何かやってみないかと誘われて、たくさん方たちと出会い、横浜での展覧会の仕事を受け持たせてもらった。そこに出展していたアーティストたちにもその様子を見てもらえて、次第に横浜に呼ばれる機会が増えていき、いつか独立するなら横浜だと思うようになった。卒業後は、北山創造研究所で商業コンサルティングやコンセプトメイクについて働きながら学んだ。その後、大学時代に知り合った浅野宏治さんと一緒にデザインコンペを出そうとなり、その流れでNOGANを設立。拠点を横浜に構えた。日本一や世界一を目指すのではなく、横浜でNo.1になろうと誓い合ったそうだ。
2011年5月、横浜を楽しくするキーパーソンが気軽につながる飲み会として、green drinks Yokohama(グリーンドリンクス横浜)のプロジェクトをスタート。東日本大震災で人との繋がりの大切さを痛感して、職種を超えた交流をしようと考え、横浜コミュニティラボと一緒に主催した。デザイナーだけの同業者のコミュニティではなく、いろんな仕事の人たちが集まることで何かできるのではないかと考えたそうだ。2回目は「地恵地楽」をテーマに、横浜の素材を使った横浜焼小籠包や80km圏内の食材を80%使った「80*80」のフィンガーフードを囲んで交流した。その後も地元野菜をテーマにしたり、BUKATSUDOでインドアCAMPをやったり、クルーズ船「オセアンブルー」を貸しきって開催したこともあった。他地域のグリーンドリンクスと違う特色としてゲストのトークを短めにして、参加者同士の交流する時間を作り、いかに多く人とつながるかを目指した。
2015年から横浜駅西口で新駅ビルの造成工事が始まった。完成は2020年という長期間を工事用の借り囲いが駅周辺を埋め尽くすようになる。横浜市、JR東日本、横浜のランドスケープデザイン会社STGK inc.による編集室が、「情報メディア」という方向性を打ち出し、5年間という期間の中で定期刊行のメディアとして『have a Yokohama』というプロジェクトを発足させた。雑誌のように3ヶ月に一度特集テーマを決めて、横浜ゆかりのクリエイターがデザインした。例えば、「ヨコハマ・ブルー」をテーマにしたり、食をテーマにしたり毎回思考を凝らした。
2021年から、新しく桜木町駅近くに移転した横浜市役所内にあるレストラン「TSUBAKI食堂」と横浜18区丼というプロジェクトを進めている。これは横浜の地産地消を市内18区それぞれの食材や歴史を活用した丼にするというものだ。1ヵ月に1区をフォーカスしながら、毎月前半と後半に分けて、それぞれの区で採れた食材を「丼」に仕立てて提供している。
子育てをしていて、一緒に入れる外出した時に行ける場所が限られてるのに気づいた。他にもトイレや一緒に食べれるもの、一緒に入れる店など。実際に子どもを連れていくと厳しいと感じる場所が多かった。そうした視点で考えたことがなかったので、今後は全力で学んでいこうと思う。男女でそれぞれ視点も違う。そうした体験を自分の仕事に活かせるようにしたい。
園芸
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横浜市の日本大通り周辺の風景
BONUS TRACK
東京都世田谷区代田2丁目36−12~15
公式サイト
伊勢崎市の田園風景
・鈴木光(減災ラボ )
・上島洋(防災ジオラマ推進ネットワーク)
※つながりは、紹介したキーパーソンとのつながり、または今後インタビュー予定の方です。
茂木さんがやっていたグリーンドリンクス横浜に参加したのをきっかけに、その当時私がオーガナイザーをしていたグリーンドリンクス川崎と一緒にイベントをやったりしました。どこを切ってもセンスの良さが醸し出していて横浜で取り組まれてる活動どれも楽しそうです。(野田)
インタビュー・野田国広(編集部) グリーンドリンクス川崎のオーガナイザーをはじめ、かわさき新聞などのWEBメディア運営、シェアオフィスのコミュニティマネージャーなどを勤める。福岡市出身、川崎市在住。野田国広の記事一覧 |