IMS跡にオフィスビル
三菱地所は、昨年8月末に閉館した福岡市・天神の複合商業施設「イムズ」の後継となる新ビルの概要を発表した。同市が進める再開発促進事業「天神ビッグバン」の規制緩和認定を受けた高さ91メートルの複合ビルで、地上20階、地下4階建て。外装に九州産の木材を全面配置し、低層部の植栽と合わせて自然との共生を打ち出す。
新ビルの延べ床面積は約7万4千平方メートル。イムズは商業中心の施設だったが、新ビルは中層部分がオフィスフロアとなる。1~3階の一部と上層階にホテルが入り、1~2階の一部と地下1~2階が商業フロアとなる。地上部分には約500平方メートルの広場も整備する。 三菱地所によると、来年7月に着工し、2026年3月の完成を予定。同社は「ランドマーク性の高いデザインを実現する」としている。