西日本の再開発

三菱地所、天神IMS跡に20階建オフィス、エースホテルが26年12月完成

投稿日:2022年8月30日 更新日:

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IMS跡にオフィスビル

三菱地所は、昨年8月末に閉館した福岡市・天神の複合商業施設「イムズ」の後継となる新ビルの概要を発表した。同市が進める再開発促進事業「天神ビッグバン」の規制緩和認定を受けた高さ91メートルの複合ビルで、地上20階、地下4階建て。外装に九州産の木材を全面配置し、低層部の植栽と合わせて自然との共生を打ち出す。

エースホテルが福岡進出

新ビルの延べ床面積は約7万4千平方メートル。イムズは商業中心の施設だったが、新ビルは中層部分がオフィスフロアとなる。1~3階の一部と上層階にエースホテルが入り、1~2階の一部と地下1~2階が商業フロアとなる。地上部分には約500平方メートルの広場も整備する。  三菱地所によると、来年7月に着工し、2026年3月の完成を予定。同社は「ランドマーク性の高いデザインを実現する」としている。

エースホテル福岡

三菱地所と米エースグループインターナショナルは「エースホテル福岡」を出店すると発表した。当初2023年7月としていた着工は24年5月に見直し、26年12月完成予定。ホテル開業は27年を予定している。

三菱地所によると、再開発ビルは地上21階、地下4階で、延べ床面積は約7万4000平方メートル。ホテルは1~3階と16~20階で、客室数は192室。担当者は「地域に開かれた新しい滞在・交流空間の提供など再開発計画の方向性と合致した」と話した。エースホテルは米国発のホテルブランド。日本では20年にオープンしたエースホテル京都(京都)に続き、福岡は2施設目となる。

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